
花瓶を家とし、フカフカの土や、葉っぱを布団にして
暮らしている小人たち。
小人と言えど妖精の様、食事しなくても生きていけます。
そんな妖精たちは、人を見て、人の様な暮らしを見よう見まねしています。
人の形をしているのもその為です。
特に意味はありません。
犬の形、猫の形、鳥の形、はたまた竜のような
恐ろしい、迫力のある姿をしている
妖精もいるかもしれません。
人の形をした妖精たちは
本当の親子じゃないのに、手を繋いでみたり
兄弟の様に仲良く、またはケンカをしてみたり
感情はないはずなのに
とても楽しそう。
いや、本当は感情すらも真似をしているのかも。
ある日のこと、落ちそうになっている小人がいました。
花瓶の底から出ている根っこに捕まっていても
今にも手が離れそう。
「あら、大変…!!」
通りがかった女の子は慌てて言いました。
小人は話せません。
その女の子は両手をくっつけて
皿を作りました。
ふわふわと落ちていき、小人が乗りました。
「飛ばされなくて良かったね」
そっと、花瓶に戻してあげました。
「ありがとう」
そう言っている様に手を振っていました。
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