前置き

ハっと。
ニュースを見ていたら
FF7リメイクの続編『FF7 REBIRTH』発表とありました。
2023年冬予定みたいです。

それに加え
リマスター版『クライシス コア FF7 リユニオン』が今冬発売決定、
とのことで
PSPのクライシスコアはやったことないので楽しみです。

タイトルにもある猛獣ですが、
FF界の猛獣といえば、個人的にベヒーモスを推します。


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あぁ、なんていう貧しい国よ…
王は何をしているのだ。

いつまでもこの国の人間は
貧民だ。


いっそ、革命を起こしたいが
力無き者は「今」を生きるので精一杯だ。


ほら、国民もみな、そう思っているに違いない。


今日もせっせと働いて
いつもの店に行き、お酒を片手に
仲間と話した。

その帰り

フードを被った老婆が、またフードを被った獣を
連れていた。

「やや、若いの、ちょいと頼みごとがあるんじゃが」

「ん?婆さん見ない顔だな、道に迷ったか?」

「そんなことはない、ただこの獣を飼ってほしいんじゃ。
ワシャの手に負えん」

はぁ…

そんなこんなで、その獣を引き取った。
それは大人しかった、噛みつきもせず…

形状は、犬なのか猫なのか、
はたまた、虎なのか、でも小さな角があった。
見たことない、もはや魔物…じゃあるまいな。

しばし皆にこっそりと、飼ってるうちに、言うことをきくようになった。

「なんだよ、あの婆さん、手に負えんとか言ってたけど全くそんな素振りなく、良い獣じゃねぇか」

婆さんはあれ以降見ない。

少し大きくなった、子供が乗れるくらい。

家の中も窮屈だ、そろそろ外に出してやるか。


民は驚いた。

それは、あっという間に、広まり騒ぎとなった。

獣は俺の言うことは聞くが、他人のことは聞かない、
これは良い。

獣を使い、民を脅し、王さえも良くしてくれた。

なるほど…これこそが、革命…!

みな、俺を恐れている…!



そう思っていた、だが


ある日、俺の腕を噛みちぎった。

「うぁあぁ…!!何しやがる…!誰が育ててやったと…!」

「グルルルル…」

ヨダレを垂らしてこっちを見る。

まるでエサを狩るかのように。


「くそ…!」

手に負えないとはこの事なのか…

逃げ出した。


「みな、助けてくれ!腕が!」

助けを乞うても、民は目もくれず、蔑んでいた。


そらそうだ、
みなは俺を恐れていたわけじゃない、
あくまでもあの獣だ…



「おやおや…いつぞやの、若い子よ…腕がなくなったか」

「婆さん…!!あれは猛獣だ…!よくも俺に…!」


「そらお前さんの心に聴くのじゃ、誰しもが野心を持っとる。だが、傲慢になってはダメじゃ。獣は人を襲わんとは
限らない」


「どうしたらいいんだ…」


「人の心を大切にするのじゃ」
  


数年後、あの猛獣は、国に飼われたまま…

民は力を合わせ、王と和解した。


いまは貧民じゃなく、みな力を合わせて

良き暮らしを目指した。